2001年7月31日号 ネット関連記事

IPA認定プログラムの第2段  ジーテックが廃棄物管理ソフト開発へ
  合同総研グループの潟Wーテックは、情報処理振興事業協会(IPA)の特定プログラムの認定を受けて、凡用型ソフト「廃棄物運搬/処分業務管理システム」の開発を進めている。
 IPAは、経済産業省の外郭団体で情報処理の振興を図るためにプログラムの開発・利用を促進しており、同社でこの制度を活用して業務支援パッケージソフトを開発するのは「し尿・浄化槽管理システム」に続いて第二段目となる。開発中の凡用型ソフトは「販売管理プログラム」と「作業予定管理プログラム」の2つからなる。前者は定額売上から銀行引落としまでの売掛・入金業務を全て自動化にするのをはじめ、ユーザの詳細な情報管理とデータ分析ができるとともに、行政向けの届出資料作成までにも対応。また、後者は収集運搬事業者向けとして地図情報(GIS)を用いて視覚的な作業順路の作成を可能とすることで、車両の効率的な運用が可能、さらに前者と連携して未回収金箇所や収集作業状況の洗い出しなどを地図上で表し営業支援情報を作成する。
 IPAから補助金を受けている関係から来年2月までの完成が義務付けられており、販売価格は250万円から。同社は同タイプの受注型ソフトで20年以上のノウハウと販売実績があり、凡用型ソフトは初年度80システムの販売を見込んでいる。

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特許電子図書館情報  検索アドバイザー派遣
 (社)発明協会(東京都港区)は23日から、特許電子図書館(IPDL)の利用促進に関する普及・啓発や、中小企業・個人、研究者などからの特許情報検索に応じ、検索手法について指導を行う特許電子図書館情報検索指導アドバイザー(検索アドバイザー)二人を派遣する。 すでに平成十一年十一月から派遣されている一人と合わせ、県内三ヶ所(広島市、福山市、呉市)の活動拠点に検索アドバイザーが常駐することとなり、知的所有権という面からの中小企業などの支援体制が一層整った。特許電子図書館は、特許庁が保有する四千五百万件を超える特許情報のデータベースとその検索用システムをインターネットを利用して誰でも無料で利用できるもの。       


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荷主と運送業者をIネットでマッチング
  トオーショウロジテックがシステムを開発
 トオーショウロジテック梶@(佐伯区海老園一丁目10-36-1、島田正春社長)は九月から、運送会社の荷台の空き情報などの運送便情報と、荷主の荷物情報をサーバーで一元的に管理し、インターネットでマッチングを行う「ZEマッチングシステム」を運用開始する。
 荷主側は荷物の重量、寸法、納入先、納入日などの荷物情報を、一方運送業者はトラックの可能積載量、寸法、引取日・納入日などの空きスペース情報をそれぞれパソコンを使ってサーバーに入力することで、両者に見合う順位付けした情報を瞬時に提供するというシステム。サーバー上でマッチングを行い、もっとも効率的な組み合わせを双方に提供する。大手の運送業者ではそれぞれ単独で同様のシステムを運用しているが、「ニーズに合わない荷物は手数料を引いて下請けに発注しているのが実状」とのことで、この情報管理を同社が行うことで、中小運送会社と荷主の直接のマッチングを実現して、荷主は物流費のコストダウンを、運送業者は空きスペースの活用による運賃収入のアップにつながるという双方に合理的なシステム。  
 同システムは会員制を取り、荷主の会費は入会金一万円、会費三千円(一ヵ月・一事業所単位)のほか契約運送代の三%の成約料。運送会社は入会金三万円、月々の会費はトラック保有台数五十台まで五千円、五十台以上一万円、成約料は五%。九月の運用開始に向けて荷主は千事業所の獲得を目指し、運送会社は全国の運送業組合に募集をかけている。システム名の「ZE」は「ゼロエミッション」の略で、ゴミのゼロを意味している。将来的にはシステムの合理性を活かして、梱包材の回収システムを構築する考え。アドレスはhttp://www.tohsho-l.com
       


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