2001年2月20日号 ネット関連記事
ベンチャー企業育成し広島経済活性化 NPO法人「広島経済活性化推進倶楽部」設立へ |
広島経済を活性化するため、ベンチャー企業を育成することを目的とした「広島経済活性化推進倶楽部」(発起人代表・加藤新三郎潟Xカイ・パートナーズ社長、長谷川賀秀BSCL総合研究所所長)は15日、NPO法人設立申請書を提出した。認証が下りしだい、6月からの開始を予定している。 「ベンチャー企業を育てる環境づくり」の理念に賛同する広島の投資家、支援企業・団体、専門家及び官公庁、自治体の人々に広く参加してもらうために、西日本で初めての民間主導のNPO法人として設立する。会員支援者には、社会教育の一環としての投資家育成講座を通じ、ベンチャー企業への投資、育成手法の研究や未公開有望ベンチャー企業の情報提供を行う。来年3月までセミナー・研究会は毎月一回開催、メールによる情報提供は毎週一回予定。賛助会員は個人会員500人、法人会員200社の目標。会費は月額個人1千円、法人3千円。また、広島地域のベンチャー企業の会員組織「UーBO@RD」も同時に立ち上げる。登録制の会員組織で、直接金融による資金調達のサポート及びWEB上でのIR活動のサポートなどを行う。法人の入会登録料は5万円で、会費月額1万円。 この二つの組織が有効に機能するようBSCL総合研究所と潟Xカイ・パートナーズがコーディネートしてビジネスマッチングの場を提供し、広島経済を活性化させたいとしている。 |
Iネットフォーラム HiBiSが開催 |
広島インターネットビジネスソサエティ(会長=吉田典可広島市立大学教授)は23日、「HiBiSインターネットビジネスフォーラム2001」を開催する。 ウツミ屋証券の宮地成尚センター長を講師に迎えての記念講演会と、インターネットビジネスに積極的に取り組んでいる5社程度の事例発表会を行う。会場は中区千田町の広島県情報プラザ。講演会と発表会の参加は無料だが交流会は一人3千円。 |
中小企業のIネット |
IT(情報技術)という言葉を新聞等で目にしない日がないほど、企業経営とインターネットは切っても切れない関係になりつつある。そこで合同総研グループが発行するGO&DO通信に「中小企業のインターネット利用調査」が載っていたので紹介してみよう。 商工中金が取引先で回答があった2169社についてまとめたもの。インターネットの導入状況は69.2%。11年2月の調査に比べて約20ポイント、9年11月では2倍となっている。利用目的では、「一般的な情報収集」79%、「取引先とのメール等による情報交換及び連絡」62.2%、「自社内での情報交換・共有」43.1%などが高い。 しかし、ホームページによる販売・注文など電子商取引では、実際に効果をあげている企業は半数に達しておらず、インターネット活用の難しさを浮き彫りにしている。 |